[PS] 影牢 ~刻命館 真章~

影牢~刻命館 真章~ホームページ
[□発売日] 1998年7月23日
[□発売元] テクモ
[プレイ数] 1人用
[ジャンル] トラップアクション
[対応機種] PlayStation
[メディア] CD-ROM 1枚
何を始めにレビューしようかなあといろいろ悩んだあげく記念すべき一本目は、卑怯で狡猾なボクが大好きなゲーム「影牢~刻命館 真章~」にしようと思った。影牢はいい。影牢は罠を仕掛けて襲い来る敵を嵌め殺すという単純で爽快トラップアクションゲーム。罠を仕掛けて待つ。敵が罠の近くに来たら罠を発動。感覚的にはボンバーマンのリモコン爆破みたいな快感。
罠ゲーというジャンルを築いたテクモさん。罠ゲーがジャンルになっているか?という疑問がスグに沸き上がったが古くはファミコンのスパイvsスパイ・・・とか、南国指令!!スパイvsスパイとか・・・こ、これしか思い浮かばねえな。ネット検索してみたがPSソフトでトラップガンナーとかいうのもあるみたい。これは知らなんだ。まぁ探せば他にもあるんじゃないか……な?ボンバーマンもある意味罠ゲーだと思うンだけどね。
そうそう、この影牢~刻命館 真章~はテクモゲーとしては2作目の罠ゲーなんだよね。1作目は刻命館。罠ゲーが好きな癖に実は刻命館はやったことないのです。一応持ってるんだけど、噂じゃロードがかなりキツイとかで、臆して積んであるのです。いつかやろうやろうと思いながら・・・月日だけが経った。3作目は蒼魔灯。4作目はPS2で発売された影牢II Dark illusion。レビューはまた別の機会に。
[システム]
さてこのゲームは部屋に恐ろしい罠を仕掛け、攻撃の受けないところから高みの見物しながら罠を発動させるという卑怯な人間にうってつけのゲームである。インディジョーンズに出てきそうな大きな転がる岩や、人間をカラダごと挟めるトラバサミ、ドリフに出てくるような大タライなど罠といえばな罠がわんさと登場する。凶悪な罠もいっぱいだ。好きな罠はやっぱマグネット系かな。マグネット系の罠は一定時間マグネット効果が発動しのその場所に敵が吸い寄せられるというもの。そこに大きな岩を転がしたり、壁から飛び出る弓矢を放ったり。一番簡単で繋がりやすいコンボに発展させることの出来る基本トラップなんだよね。罠を連続して当てるとコンボが繋がり、アークと呼ばれるポイントを得られる。このポイントによって新たな罠を開発し取得するのである。しかし当然ステージが進むにつれ強い敵もわんさか出てくる。高みの見物を気取ってられない。気づいたら背後にいる忍者のような奴や、遠くからでもこちらを補足して超高速で移動して斬りつけてくる奴まで。ワープする奴もいる。特定の罠を向こう無効化する奴もいる。
[ポイント]
影牢のステキな点は卑怯な罠攻撃にゾクゾクするだけでなく、雑魚にまで細かなステータスやプロフィールがある点である。プロフィールには、簡単な性格の説明や誰々に想いを寄せているとかどうでもいい情報まで書いてある。これが雑魚キャラにすら厚みを持たせていてちょっと罪悪感をくすぐられたりするのだ。敵は全て人間。フワフワ浮いてるのとか人間離れした奴も後半には出てくるけれど、まぁだいたいの敵は欲深げで悪そな奴ばっかなので容赦なく罠を発動させ、コンボを決め、とどめを刺した時の断末魔が気持ち良く心に響いたりする。
しかし影牢の最大の難関、敵が普通の村人家族というのがある。子供の不治の病を治したいが故に館を訪れた夫、そしてその妻と子供。当然妻と子供は、襲ってこないし貧弱なステータスのうえ強力な攻撃手段を持っていない。無論、女子供であろうと容赦なく罠で嵌め殺せるのがこのゲーム。酷い!非人道的!鬼畜!オタンコナス!ゲームだといえポリゴンキャラといえどそんな酷いこと道義的に倫理的に絶対出来ないよお!
ゲーム・ミュージック
ポニーキャニオン (1998-12-18)
売り上げランキング: 274270
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このゲーム、逃げる敵はそのまま逃がすこともデキルのだ。ただ単に出口まで逃げるのを指をくわえてみておけばいい。ウズウズするなら見てなくても良いけど。
そんな不治の病を抱える子供トーマくん(村人)のPROFILEには
【活発で明るい男の子。子供の割に、ピリピリするからい食べ物が好き。】
と、どうでもいい情報が記載されている。で、トーマ君を非道にも屠った時の断末魔が
「う・・うぅ・・・」
そしてトーマ君のお母さんのシンシアさんの断末魔が
「あんた!助けて!トーマ!トーマ!・・・」
゚・゚(´Д⊂)゚・゚
さらにその家族を探しに来た幼い少女エミリアちゃん。泣いているエミリアちゃんにやさしくする村のおじさんオットーが次のステージにやって来る。
「おじちゃんが家族を捜してきてあげるからね」
なんてやさしいんだオットーさん!そんなオットーさんのPROFILEには
【いい歳をしてまともに働きもせずブラブラしている。なぜかトラブルに巻き込まれやすい】
どうしようもねえクズだな…。しかもこいつ絶対下心あるだろw無職親父の癖にエミリアちゃんにやさしく取り入ろうとするなんてとんでもない野郎だ。どいつもこいつもサクッと罠のえじきに!えいや!んでなんとこのステージは棒立ちになっているエミリアちゃんを罠で殺さないと終わらないと言うなんとも凶悪で倫理観を試されるステージときたもんだ。あ、あなたはまだこの手を汚せと言うのかっ・・・!(でもこれにはちょっとした仕掛けがあるんですけどね。)
そんな倫理的に問題があるゲーム影牢にドS心を擽られてしまう。困った。しかしゲームだから許されるダークな世界観だと思う。シナリオも→はい→いいえの選択により分岐し、マルチエンディング。GETしたトラップを持ち越したりクリアしたら新たなトラップがご褒美として出現。周回プレイもOK。やり込めます!
[不満点]
で、べた褒めはしたけれど不満点はある。PS1の性能ではいろいろキツイなあと感じさせられる点だ。処理オチ、カクツキは勿論のこと、それに伴うもどかしい操作館、思うようにいかないキャラの動作にイライラ。狭いところに追いやられると敵の連係攻撃で何も出来ずにボコボコに嵌め殺されることも……。ここらへんは続編の蒼魔灯、PS2で発売された影牢2でだいぶ改善されているけどね。影牢2は影牢2で別の不満点があるのだけれどもそれはまた別の機会に。
[総括]
ドッキリ番組が好きな人、人に悪戯をするのが大好きな人、安全地帯から敵をビシビシ倒したい卑怯な人にはオススメのGAMEです。PSで出会った面白いと思ったベスト3に入るゲームです。でも小さなお子様にはプレイさせない方が絶対良いと思いますよ!
影牢~刻命館 真章~のCM。
ゲームの本質を突いた素晴らしいCM。
最後の大玉はマジで痛そうだが・・・。
□蒼魔灯のレビューはこちら。



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